2015年6月7日日曜日

本日の魔法の呪文 29


"昨夜も私は長いことヴェランダに出て、
荒い風と、それに交る雨粒とに身をさらしていた。
今朝も斯うやって強い風に逆らって立っている。
何か烈しいもの、兇暴なもの、嵐のようなものに、
ぐっとぶっつかって行きたいのだ。
そうすることによって、
自分を一つの制限の中に閉込めている殻を叩きつぶしたいのだ。
何という快さだろう! 
四大の峻烈な意志に逆らって、
雲と水と丘との間に屹然と独り目覚めてあることは!"

光と風と夢 中島敦 より

全肯定することの力強さについていろいろ思います。
自分の中に渦巻く気持ち全てを、感じていること全てについて肯定すると、
びっくりするくらい大きなエネルギーが沸き起こってくる。

わたしはどれだけ、わきおこる気持ちを否定し、
それと同時にエネルギーを抑え込んできたのだろう?

2015年6月6日土曜日

本日の魔法の呪文 28



"古代の芸術家は、自然そのものではなく、自然のあり方をまねようとした。
ケルトの模様は、自然のあり方を高度に様式化した最たる例である。"

アダム・テットロウ 山田美明 訳  ケルト紋様の幾何学  より

一筆書き=くみひも模様=命のストーリー
と思っているのですけど、一筆書きで模様を描くということが、
どれだけ難しいのか、自分で描いてみて唸っています。

よく見慣れたありふれたかたちであっても、
それ、フリーハンドで描けますか?

星のマークを描くにしても、いつも自分が左下起点に描いていた場合、
それが右上だったり左上だったり左下だったり、ずれるだけでもう、「?」となってしまったり。

五感に閉じ込められた世界から、解放された世界へ向かうために、
まず、五感をしっかり使わないと次にいけない、
そういう風にあらためて思っています。

2015年6月5日金曜日

本日の魔法の呪文 27



"問題は、数が神話や無意識で演じている役割である。
数は物質的現実相でもあれば、心的創造的なものでもある。"

C.G.ユング  空飛ぶ円盤 松代洋一訳 P172より


数字をかたちや動きとしてとらえはじめると、
記号ではなく象徴としての意味=心的創造的な役割を取り戻せるように思います。

今ここ、の自分にとって数字がどんな意味を持つのか。
ふりまわされる側ではなく、数字に意味を与える側になれたらいいな。

2015年6月4日木曜日

本日の魔法の呪文 26

" ヘブライ語の知識がなくても生命の樹の完全な理解は、
ヘブライ文字をメディテーションの対象にすることによって、
可能となる、といわれている。"

螺旋の神秘 人類の夢と怖れ P52より

象徴と記号(文字)との関係についていろいろ思うのですが、
記号側から象徴へ向かうことも可能だなと思います。

そのわかりやすい日常の例が、文字に触れることで、
そのむこうにある世界とつながっていくということ。

記号を記号のまま消化しないで、象徴に向かっていくこと。
それが自分のストーリーに責任を取ることだなと思います。

翻訳しているとき、記号から記号への変換というよりも、
作者さんがつながっていた象徴にこちらがつながろうという意識でやると、
すっと訳せるように思います。

そのあたりの共振がないものは、本来翻訳できないのではないかな。
そういう意味で、翻訳ってチャネリングに近いと思ってます。

2015年6月3日水曜日

本日の魔法の呪文 25



"未来における<本物>の医療は、
心と体と魂の結びつきを認識して、
それを一つのものとして扱うことになるはずだ。"

ジェイコブ・リバーマン 光の医学 第15章より


今日はほんとに言葉がみつかりません。

この状態は、もやもやしてるものがあるのに整理がつかないときと、
反対にもやもやがまったくなくて、澄みきっているというときと、
両方のときにあるなぁ、と思います。

2015年6月2日火曜日

本日の魔法の呪文 24




"子どもに愚かだと信じさせると、一層愚かな行いをする。"
 ジョン・ホルト

子どもがこちらを信頼してくれているときのまなざし、
ほんとうにかけがえのない、あたたかで真摯なエネルギーが伝わってくる。

大人に信頼されるよりも、子どもに信頼されるわたしでありたい。

2015年6月1日月曜日

本日の魔法の呪文23


"このあたりではげすいにわになどすんでおらん。
いのこりして<もうわにのうそはつきません。
てぶくろもなくしません。>と300かいかくこと。"

いつもちこくのおとこのこ ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー
ジョン・バーニンガム さく  より



主人公の男の子は、毎回ハプニングに巻き込まれ、
それによって学校に遅刻するのですが、先生はそれを信じてくれません。
彼は正直に先生にその理由を伝えるのですが、嘘をついてごめんなさい、
と無理矢理反省させられる。

けど、さすがジョン・バーニンガムの作品、結末が痛快です。
ほんとうの学びはどこにあるのか、が示される、めっちゃ深い作品。