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2015年11月1日日曜日

本日の魔法の呪文 128



"人類は自分たちの責任感を取り戻すだろう。何世紀も、私たちは責任を避けようとしてきた。けれども、私たちがすることは何であれ、つねにリアクションをひき起こす。私たちは原因と結果を免れることはできない。私たちは他者の失敗に対して責任を取る必要はない。私たちは助け、愛することはできる。しかし私たちは他の人の責任を肩代わりする必要はないのである。なぜならそれは責任を避けられるという彼らの幻想を助けることになるからである。このことは自分の子供たち、伴侶、親や友人に対してさえあてはまる。もしも私たちが彼らの責任を引き受けるなら、彼らは弱くなってしまうだろう。"

ドン・ミゲル・ルイス  恐怖を超えて  トルテックの自由と歓喜へのガイド P298より抜粋

誰かの責任を、意味不明にひきうけているうち、自分に対する責任を忘れてしまう。
そして、いつのまにかそれを誰かにおしつけてしまう。
その繰り返しを絆と呼ぶのはもう嫌だ。

裁かなくていい、という話の核心そのもの、みたいな話で、
責任は個々が取ることに自動的になっているから、放っておけばいいのだ。

自分が生きていることに責任を持つって、いったいどういうことだろう?
このことはほんとうに深い。




2015年10月28日水曜日

本日の魔法の呪文 124



"自分自身に正直であることと、私たちが信じるよう教え込まれてきた嘘を明るみに出すことには、勇気が必要である。自分の傷を暴くプロセスは苦痛に満ちているが、これが変容のマスターがストークするとき行うことである。"

ドン・ミゲル・ルイス 恐怖を超えて P122より



地を這っていたときにはどちらかを損なうことでしか存在しえなかったエネルギーも、
上昇してまざりあったとき、
お互いを損なうことなく、生きて華やかにお互いを引き立てる。


その上昇加減を、暴力を振るうみたいに、無理矢理やっちゃうと
まざらなくなるんだ。

日本の江戸時代なんかに盛んだった、直観重視な手相観の方法による型の分類は、
体系としてまったく整理されてなくて、一見支離滅裂。

一見カオスなもののなかに、そのときそのときに意味を見いだして、
まるで、星と星に線をひいて星座とみたてるみたいにやる力。


そのことへの信頼を取り戻す感じが、詩人っぽくて、ああいいなぁ、と思う
今日この頃。





2015年9月10日木曜日

本日の魔法の呪文 116



"この時代、人類はついにその子供時代を去り、成熟へと向かおうとしている。彼らはより明晰になる。彼らの理性はその直観に道を明け渡す。彼らの夢の見方は変わりつつある。恐怖は理性と精神の成長のために必要であった。理性は直観のために精神を準備させたのである。
人間は多元的な存在である。肉体と精神に加えて、わたしたちは皆太陽からの光によって形成される。人間の本当の核は、太陽と結びついたパーソナルな光線である。それゆえ、一人の人間に起こることはこの光によって太陽の知るところとなる。個人に生じるどんな変化も太陽に影響を与え、それを受けた太陽の反応が残りの人類に影響を及ぼす。これが人類進化のプロセスである。"

恐怖を越えて ドン・ミゲル・ルイス P290より抜粋



恐怖というものが、理性と精神の成長のために必要であった、というこの箇所、すごく共感する。

なに故に、多くの人よりも恐怖に直面する生き方ばかりを知らず知らず選んできたのか?

それはわたしが、
無鉄砲に、生意気に、
ただただほんとうのことが知りたいという強い欲求に突き動かされているが故なのだろう。
ほんとうのことを知るためには、成長が必要。だから恐怖も。

そんなことを思うのでした。

恐怖をちゃんと味わわない、ということが、
いつまでも恐怖をちらつかされてコントロールされる源でもあるよね。
いいもん、恐怖を味わってもかまわない、という開き直りは様々な場面でとても大事。

群れでしか行動できない多くの日本人の課題はここなんじゃないの。

2015年9月8日火曜日

本日の魔法の呪文 115


"もちろん、あなたは自分を見る鏡を必要とするでしょう。そして一番いい鏡の一つは、あなたに挑戦する人たちです。一例を挙げましょう。あなたが職場の上司との間に何か問題をもっているとします。そして状況は前と同じだとする。しかしあなたは自分の側の反応に前ほどドラマを見なくなります。あなたは前ほど他人の意見に、他者の毒に反応しなくなるのです。あなたはあなたの世界にいて幸福です。そこに上司がいたとしても。"

ドン・ミゲル・ルイス 四つの約束 コンパニオン・ブック  P136 より抜粋

他者の毒に反応してしまう自分をごまかすために用意された、
偶像崇拝的な楽しみが世の中にはたくさんあって、
安直に「楽しく生きよう♪」的に言われるとき、
これらの偽の喜びで気を紛らわせる、ということがほとんど。

気を紛らわせること全てが虚しくなって、「遊ぶ」という概念がすっかりわからなくなった。

テーマパークではしゃぐような高揚感との縁がすっぱり切れてしまった代わりに、
何が起こってもいつも、あたたかな自分が、
自分の中心からふわりと拡がる感覚がわかるようになった気がする。

それは、何かおもしろいこと、騒げること、ハイテンションになれることがなくても、
いつも静かに、自分の内にある。

もちろん、24時間そんな自分でいるわけにもいかなくて、
ハラッサーに嫌がらせをされたら嫌やわーと思う。はらだたしい気持ちはわきおこる。

そやけど、それがほんとうに、前と比べてまったく持続しない。
そのパラサイトからのひっかけが、わたしと関係がない、
ということをかなり理解してきたのかもしれない。

今日は、ぶたがえる(わたしがハラッサーに名付けた名前)以外の人々との時間も、
たくさんたくさんあたたかで楽しい時間があった。
わたしが出勤しているのをみつけてうれしそうにしてくれる人がたくさんいる。
ちょっとしたものの受け渡しの、手つきがとてもあたたかい人も。
言葉をとくに交わすことがなくても、目が合うだけで共感していることがわかる人もいる。

客観的に一日をふりかえったとき、そういった時間もたくさんある。
なのに、ぶたがえるのことで今日の記憶をいっぱいに塗りつぶすのかどうなのか?

どちらを自分のストーリーに強く引き入れるかは自分が決めている。

2015年9月1日火曜日

本日の魔法の呪文 109



"たぶんあなたは自分の身の回りで起きていることをコントロールできないでしょう。
しかし、あなたは自分自身のリアクション[反応]はたしかにコントロールできるのです。"
四つの約束 ドン・ミゲル・ルイス著 P106より抜粋


自分のとっているリアクションに自覚的に生きること。
自覚的になればなるほど、軋轢を産むことも増えるけれど、
彼らから決して真の意味で傷つけられるということはありえないということもわかってくる。

外の世界の夢(パラサイトの世界)は、たえずわたしたちをひっかけようと誘惑してくる。
その誘惑にどう反応し、とりこまれるのかどうかはいつも、自分で選べる。







2015年8月3日月曜日

本日の魔法の呪文 86


" リンダの物語『ある奴隷少女に起こった出来事』は、
米国の白人、黒人双方にとって、複雑な感情を抱かせる。
白人が悪人、黒人が善人という二項対立での記述はなされていない。
善き白人で、黒人に対して同情的であっても、
経済的に困窮すると黒人奴隷を平気で売り渡す。
奴隷から解放された自由黒人でも、白人に過剰同化し、逃亡奴隷狩りの尖兵となる。
構造化された差別は、白人、黒人の双方を疎外し不幸にする。
本書を読むことによって、米国人は良心を刺激される。
そして、あのような米国と訣別し、新しい国をつくらなくてはならないと決意するのだ。
ここに米国の強さがある。"

ある奴隷少女に起こった出来事 ハリエット・アン・ジェイコブズ 堀越ゆき 訳
佐藤 優による解説 P309より抜粋


この話は、フィクションではなくノンフィクションである。
平易でわかりやすい訳が素晴らしく、
訳者さんが自分や、日本の多くの女性がおかれている立場から考えて、
他人事と思えず、訳さずにはいられなかった、と後書きで書いてらっしゃったが、
竹取物語のアメリカ版、的な実話だと思って読んだ。

主人公であるリンダが一貫して大事にしていることと、
かぐや姫が大事にしていることは同じ。

そして、この両者が大事にしていることを、日常を生きるわたしたちが実践することは、
極端な境遇に置かれたかぐや姫やリンダと違い、
一見平穏な世界に生きているように思える(思いたい)わたしたちにとっても
困難さは変わらないか、あるいはそれ以上に強いものだとわたしは感じている。

世の中のいじめや意地悪や凄惨な事件というものは、
この大事なポイントをぶんなげた人々が、ぶんなげていない人々が憎らしくてたまらなくて、
嫉妬にかられて暴れ回っているだけ、とも言えるとわたしは思っている。

そこだけは思いださないように生きているのに、
ぶんなげていない人を見るとどうしても思いだしてしまうのだ。


白人や黒人の二項対立が愚かだと、神学者であり、
自らも収監された体験を持つ佐藤さんが指摘しているけれども、
どんなものでさえ偶像崇拝になりうるように、
誰もが加害者・被害者双方になりうる、パワーゲームの中に生きていることに、
もっとシビアにならないと、といつも思う。

ミゲルの四つの約束に、プラスもうひとつ加えられた約束の内容がまさに、
疑うということの大切さだった。

疑うのは外部に対してではなく、自分が、今、どういう気持ちに根ざして、世界とかかわっているのか。それによって、同じ行為は簡単に黒魔術にも白魔術にもなる。
その鍵を握るのは自分。

どうしようもない状況に生きながらも、その中でやれることというものは常にあって、
そのことを放り投げてしまったらほんとうに終わり。

2015年7月29日水曜日

本日の魔法の呪文 81


" 私が学んだのは、
私の感情的な苦しみは決して他の人のせいではないということです。
それは私の夫のせいでも、子供のせいでも、
両親、友達、あるいは雑貨店で出会う誰かのせいでもないのです。
それはいつも私にだけかかわることなのです。
他の誰かが何を考え、何をしようとも、
それは私には関わりのないことです。
それはつねに彼ら自身のことです。
何という信じがたい安らぎ!"

四つの約束 コンパニオンブック ドン・ミゲル・ルイス 大野龍一訳  P208 より抜粋

自分の内側にある平穏は、誰にも奪われずいつもそこにある、
ということを忘れないこと。

そのことを忘れなければ、よくわからないまま受け取ってしまったトランプのババを、
そのまま誰かにおしつけ、それが永遠に循環してしまうような
悲しい連鎖を止めることができる。

チェーンメールというのは最近もうあまりきかなくなったけど、
たくさんの人に回さないと自分が呪われる、といった、
あのババ抜き感覚が、世の中の意味不明な争いの根源だと思う。

いくらそこに呪いのエネルギーが込められていようが、
こちらが受け取らなければ、それはそのまま通過していく。
過去に受け取ってしまったものも、自分で解除すればいい。


ババに付加されている意味を消去し、
むやみに次に回すのを自分で止めることができれば、
誰よりも自分が一番安らぐ。