"ごらんになった方ならばわかると思いますが、
ゾンビ映画の舞台になるのは、郊外型ショッピングモールが非常に多いのです。
(略)
ここまで"お約束"のように取り上げられるのには、ある"風刺"が込められているからです。
ゾンビというのはご存じのように「死人」です。
(略)
なにが言いたいかおわかりでしょう。ショッピングモールを生前の"習慣"で徘徊する死人の群れ。それはなにも考えず、ほしいものがあるわけでもないのに、休日になるとやってきて時間とカネを浪費している、われわれ現代人の姿を痛烈に皮肉っているわけです。"
日本の社会を埋めつくすカエル男の末路 深尾葉子 P148より抜粋
めでたいハロウィンシーズンですなー(厭味...
わたしは常々、アートとかファンタジーが、
現実逃避として使われるのがほんとうに嫌いなのです。
それでもいいのだ、それも受け手の自由とは思えない。
深尾さんが最後の方で、ひとりひとりが「生き残りたい」という強い思いを持ってほしい、
と熱く書きしるしてらっしゃるのに胸を打たれました。
タガメとカエルの話は、彼らを糾弾するために言ってるんじゃないんですよね。
このままじゃやばいからだという。。
そういうわけで、あきらめてしまわずに、ふんばって生きなくちゃとあらためて思う。
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