"「蛇を敬うことをお忘れなさるな」ランプを持った老人がいいました。
「あなたはご自分の命を、あなたの民はこの橋を、蛇からもらったのです。
この橋によって両岸がつながり、一つの国として活気づきました。
あの、ただよい光っていた宝石、蛇が犠牲にささげたそのなきがらが、
このりっぱな橋の基柱となり、その上に、蛇はわが身で橋を築きました。
後々まで小ゆるぎもしないでしょう」"
メルヒェン ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ 乾侑美子 訳 P54より
欠けたものどうしの引き合い、
相互依存はもういやだ、
ということがはっきりわかると、
欠けたもの同士での取引を望む人や場とのかかわりが起こらなくなる。
かかわりたくても、逆に嫌がられてもう関われない(笑)
ここまでくれば、もう大丈夫。
蛇は橋に変わったのだ。
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