2015年7月18日土曜日
本日の魔法の呪文70
"「原子力とオカルトとは共に、熱力学第二法則を乗り越えようとする幻想という点で、
同じ論理構造を持っている」"
原発危機と東大話法 安冨 歩 P242 より抜粋
理性や論理で説明がつく世界
(トナールだとか、パラサイトというメタファーも同じことだろう)は、
それで筋が通っていようとも、
宇宙の法則からはずれていることがたくさんあります。
そこのところまで綺麗に辻褄が合うとはどういうことなのか、
ということを、生きている間に理解するということは、ほんとうに困難。
だけど、立場主義なスタンスから離れると、
このあたりのことがかなり見えるようになります。
わたしが他の人々より明確に冴えている点があるとすればこれ。
大体、無謀にもありとあらゆる立場をかなぐりすてたくなった原動力が、
自分でも謎。今でも謎。なんでそうしたかったのか(笑)
そういうことに突き動かされた人達ならではの世界というものがあって、
そこに入りたい人は、興味本位では入れない。
花咲かじじいの灰のように、灰だけ奪っても別の効能が生じてしまう。
オカルトというものは、そういう要素を自分の責任の元引き受けられない人々に、
安全に味わってもらうために、代償とひきかえに劣化した魔法を提供する、
そういう世界ではないかなと思う。
そういう役割で食べて行ったらいいのか、と一瞬思った時期もあったけど、
おもしろくなくなったのでもうやりません。
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