なぜ重い病気にかかっているのか、そのことについて深く考えようとしなかった。
(略)
もし、私が彼女の体に癒しを行っていなかったら、彼女は最もふさわしいときに死んだはず。
美しい夢と希望の中で。それなのに、そのあとの彼女は孤独すぎる中で生きていた。
これは肉体の死よりもずっと悲惨。その二週間後に彼女は亡くなった"
響きわたるシベリア杉2 癒しが悲しみをもたらすとき
ウラジーミル・メグレ 著 水木綾子 訳 岩砂晶子 監修 P44-45 より抜粋
今日は一日中台風の影響で雨がすごくて、湿気が好きでないわたしは
かなり参っているのだが、
息子が突然ベランダに出て、「ママ、この植木さん倒れてたし!」と言って、
植木鉢を部屋に持ち込んできた。
お恥ずかしいことに、わたしがちゃんと植え替えをしないことでバランスが悪くなり、
転倒したまま放置されていたその植木は、もう枯れ木になっている。
息子に「それな、、、もう今から水やりしてもな、もう枯れてるねん。
ママがちゃんとお世話しなかったから。ごめん。」
と言うと「いいの!それでもいいの!」と枯れた植木を縦にして窓のそばに置き、
「樹さんかわいそう」と泣いていた。
そして、息子は雨が大嫌いだから、
「今日は雨やし、遊びに行くの大変やな」とわたしが言うと、
「いいの!樹さんにとったら、お水は大事やねんから、雨は大事やの」
と言って、じっと外を眺めていた。
そのあと、何事もなかったかのように、
誘いに来た友達とだーっと外にでかけてしまったけれど、
彼がときどきふっとみせる、世界へのあたたかいまなざしに、
わたしはいつもとても気づきをもらう。
そんな彼はいつも、ゲームとyoutubeと、テレビ大好きだ。
今も嬉しそうに動画を見ながら歌っている。
つくづく、自然ってなんやろなと。
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