"地域管理がいっそう進行し、
人間関係の領域で誰もが何らかの資格の階段を登ることが奨励されるいま、
平地に足場を徹して暮らすただのおばさん力おじさん力について、
ことさら自覚的に考えることが必要だとわたしは思う。
また、これから社会的な「上昇」の誘いが予想される「居場所」だが、
そのなかにあってあらためて「ただのおとな」に徹し、
資格・専門性・管理社会を撃つ拠点として居直り続けてほしいと願う。
素手のまま偶然の関係のなかで生きるおとなたちが、
網の目のようにつながる力。
その力と中身がわたしたちにいっそう強く問われる時代が、これからやってくる。"
「心の時代」と教育 小沢牧子 P212 より抜粋
なんにも肩書がないまま、人と人が出会うことが、
ほんとうに少なくなってしまっていると思います。
そうであっても、偶然の力で、本来出会うはずのない人同士が引き合う力
というものがなくなったわけではなくて、
そういうものがいまも厳然と存在していることをしっかり自覚すること。
その大前提として、自分をしっかり信頼すること。
ここに立ち戻って、こういう意味でがんばらないとなぁ、とあらためて思う。
ほんとうに「ただの人」であることが
どれほどすごいことなのか。
その凄味。
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