2015年6月25日木曜日

本日の魔法の呪文 47



"おそらくハタ・ヨーガは、
こうした動作についての瞑想から発展したのではないかと思われます。
非常に小さな動作について瞑想し、
それを増幅すると、
しばしば現在ハタ・ヨーガとして知られている
元型的な姿勢に似た姿勢に導かれていきます。
小さな動きに気づき、増幅し、
そしてそれに従うことによって、
私たちはヨーガについて勉強することなしにヨーガを実践することができるのです。"

アーノルド&エイミー・ミンデル 藤見幸雄+青木聡 訳  
うしろ向きに馬に乗る P112 より抜粋


菜食歴が長い人ほど、寝ているときに寝返りをうつときですら、
無意識で行えなくなってくる。
眠っていてもどこか必ず起きていて、寝返りをうったという記憶が必ずあるのだ。

赤ちゃんのときの息子の様子をみていたときもわかりやすかったが、
食べたものによってこの寝返りの様子がほんとうに異なる。

食べすぎたり、タンパクが強い食事をしたときは、ほんとうに転げ回るのだ。
それこそ、どこかにいってしまっていない!と思ったら足元に頭と足が反転して寝ていた、
みたいなことになる。

そうでないときは、添い寝していてもちっとも邪魔にならないのだ。

(まあ、このことと、粉ミルクを大量に飲ませ、
ぐったり昏睡状態のように寝込んでいる様子について、
よく寝るから手がかからなくてお利口ね、という話は異なる、
ということをつけ加えておく)

多くの人は、自分のからだが自分のものでないかのように、
勝手に動いてしまうことに慣れきってしまっており、
ヨガの大げさに誇張した動きは、
そういった人が自覚を取り戻すために有効だから流行るのだと思う。


けれど、無意識な動きができない状態に達している人にとって、
大げさに誇張した動きはかえって害になる。

肉をたくさん食べている人にとって、
豆や豆腐料理がかろやかに感じられても、
穀物菜食をベースにしている人にとって、豆は重い。

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