" ガーゴイルたちは、彼らのみるものについて、
また、いる境遇についてぼやきあう。
ひるひなか、
そこがどんなに暑いのか。
大時計のそばにいるものたちは、
そこがどんなにうるさいのかも、また。
彼らは通りすぎる夏や、
雨についてぼやく。
雨は、大きくあいた彼らの口から
奔流となって流れでる。
そして、
秋の落ち葉で彼らののどをつまらせる。"
夜がくるまでは
作 イヴ・バンティング 絵 デイヴィッド・ウィーズナー 訳 江國香織 より
今日は久しぶりに雨なので、
雨樋の怪物、ガーゴイルについてのこのおはなし。
このおはなし、絵がとっても魅力的なので、みかけたらぜひ読んでみてください。
ガーゴイルはこんな生き方がたのしくてしょうがない奴らです。
ゴキブリみたいに、どこの街にも生息しています。
彼らのみている世界とわたし自身のみている世界は同じでしょうか。
ガーゴイルの超ネガティブな世界観は、
わたしが望むなら、
ここまで真っ暗な世界観を生きる自由もあるんだよ、
ということを示してくれているように思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿