"自然がみずからの秘密を、
だれかに打ち明けはじめる。
その人は、
自然を最も適切に注釈する芸術への抗しがたい憧れを感じる"
散文の箴言 ゲーテ より
毎日1枚お絵描きをしてここに載せていますが、
作品として観賞するためというより、
その日の心情メモみたいなつもりで載せています。
ワークショップなどでもし、こういったものをやりましょう、とお誘いをかけるとき、
たいていの人は、できあがったものがどんな風に見栄えがよくて、
それがいかに簡単にできるか、ということを重視します。
でも、わたしがこれに取り組んでいるのはほとんど全く反対の動機と目的で、
完成させて飾ることよりも、描く過程で、色が変遷していく様子を全身で
注意深く味わうことそのものに意味があると感じています。
非のうちどころなく整ったものをつくるのは、機械にまかせればいい。
そんなものをてっとりばやくつくったところで、
心は置き去りにされたまま。
たとえ1本の線しか引けなくても、
混ぜた色が思った通りにならなくても、
それを自分の意志により扱った、ということにより、
手に入れた力というものは、誰にも奪えない大切な生きる力だと思ってます。
そういったことを分かち合うことをじわじわはじめていきます。
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