2015年6月9日火曜日

本日の魔法の呪文 31



"私は一方で感覚的経験の全体をみ、
他方で、本に記されている概念や命題の全体をみる。
(略) 概念と命題とは感覚的経験との関係を通してのみ
"意味"すなわち"内容"を獲得する。
後者の前者に対する関係は純粋に直観的なものであり、
それ自身は論理的な性格のものではない。
この関係すなわち直観的結合がもちうる確かさの度合いが
まさにまったくの夢想から科学的な"真実"を区別する。"

アルバート・アインシュタイン 自伝ノート より抜粋


そうなのです。
本や他人から借りてきた概念は、
自分の感覚で確かめない限り自分のものにはならない。
そういう意味で、まだ何も知らず無知なままの方が救われる、とよく言われますよね。。

知ってしまったことは、感覚と連動して自分のものにしていかないと。
概念や命題と、自分の感覚が日々認識しているものに大きなずれがある限り、
それは常にわたしを脅かし続ける。

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